しーまブログ 趣味・ものづくり龍郷町 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~
プロフィール
fajamama
fajamama
龍郷町芦徳で手づくり工房ninuh@(ニヌハ)の再開準備中
手づくりイベント参加も予定しています。
作品を見に来てくださいね。
連絡先:080-9100-2067 (藤田はつ江)
オーナーへメッセージ
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 9人

2014年08月11日

(3)紅茶のグレード

紅茶の基礎知識シリーズ掲載しています。

今回は知っているようで知らなかった(3)紅茶のグレードの話です。




グレード(等級)とは 紅茶の仕上げの形状と、大きさを表わす言葉です。

(日本茶のように 品質や内容を鑑定して分類したものではありません。)


乾燥機から出た荒茶の大きさは 大小まちまちです。

これを フィルターにかけてほぼ同じくらいの形に分類します。

(紅茶をいれた時 抽出時間を一定にするのが目的です。)



大きい順に並べてみましょう。

(1)OP(オレンジペコ)10~15mm針金状の大型のフルリーフ(全葉タイプ)

(2)P(ペコ)5~7mmOPに次ぐ大葉タイプ

(3)PS(ペコスーチョン)Pよりさらに小さく、Sはかなり下葉も含んでいる。

(4)BP(ブロークンペコ)Pを切断したしたもの、中~下級品

(5)BOP(ブロークンオレンジペコ)本来OPとなる葉を2~3mmにしたもの
  品質は最も優れていて 高級紅茶の代名詞にもなっている。


(6)BOPF(ブロクンオレンジペコファイングス)BOPより細かく(1mmくらい)
 抽出時間は1~2分 煮出すチャイやティバック用(ティポット使用はしません)

(7)F(ファイニングス)BOPFと同じく1mmくらいですが、香りが弱くティバックむき

(8)D(ダスト)ダストといってもゴミではありません。
 一番細かいサイズのことで、BOPやOPFを作ったときのダストは高値取引され
 良質なティバックになります。

*(9)CTC(シーティーシー)特殊な形状に加工されています。
 (CRUSH)押しつぶす:(TEAR)引きちぎる:(CURL)粒状に丸める:製法です。
顆粒状に作られた形の茶葉。アッサムやケニア茶に多い。



グレード分けの仕方は 統一された基準が無く 茶葉の大きさと形状を表わすとしてしか
意味が無く、これによって 品質の善し悪しは決定できません。


一般的に耳にするのはOP:BOP:CTCの3種類くらいですが、この意味を知っているだけで
紅茶通の仲間入りした気分になりますね。


手づくり工房ninuh@(ニヌハ)では 産地別茶葉の小分け販売を予定しています。

この基礎知識シリーズ終了後お知らせを予定していますので、もうしばらくお待ちください。

*次回は(4)紅茶の産地別銘柄についてです。
  

Posted by fajamama at 09:56紅茶